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春キャベツにふれて学ぶ食育体験|年長児が感じた“食べる”の大切さ

春のやわらかな日差しの中、年長組の子どもたちは「食育」の一環として、自分たちがいただく給食に使われる春キャベツについて学ぶ特別な時間を過ごしました。
活動のはじまりは、栄養士によるミニ講座から。「春のお野菜、知っているかな?」という問いかけに、子どもたちは元気いっぱいに手を挙げながら、それぞれの知っている野菜の名前を答えていきます。身近な食材でありながら、季節によって旬があることを改めて知る機会となりました。

続いて行われたのは、クイズ形式の学びです。玉ねぎやキャベツの写真を見ながら、「どちらが春の野菜でしょう?」という問いに、子どもたちは真剣な表情で考えます。普段何気なく口にしている野菜も、こうして改めて「考える対象」になることで、理解がぐっと深まっていきます。
特に盛り上がったのは、「キャベツの花はどれでしょう?」という問題でした。4つの写真の中から選ぶ形式でしたが、多くの子どもたちがピーマンの花に手を挙げるという微笑ましい一幕もありました。間違いもまた大切な学びの一部。正解を知ったときの驚きや発見が、子どもたちの記憶にしっかりと刻まれていきます。

講座のあとは、いよいよ実践です。翌日の給食で使用する春キャベツを、年長組の子どもたちが実際に手に取り、葉を一枚ずつ丁寧にむいていきました。みずみずしい葉の感触や、ほのかな香りに触れながら、「やわらかいね」「大きいね」といった声が自然とあがります。

さらに、一口大にちぎる作業にも挑戦しました。自分たちの手で食材に触れ、調理の一部を担うことで、「食べること」がより身近で意味のあるものへと変わっていきます。普段は苦手に感じていた野菜も、「自分で準備した」という経験が加わることで、食べてみようという気持ちにつながることも少なくありません。

今回の活動は、単なる調理体験にとどまらず、「食材への興味」「季節への気づき」「命をいただくことへの意識」といった、多くの学びが詰まった時間となりました。知識として学ぶだけでなく、実際に見て、触れて、感じることで、子どもたちの中に確かな理解と記憶が育まれていきます。

これからも本園では、日々の生活や行事の中にこうした体験を取り入れながら、子どもたちの「生きる力」を丁寧に育んでまいります。食を通じて広がる世界に、これからもたくさん出会っていけることを願っています。